✦ セラフさんを作り始めました
ローポリ × 密度のバランスを探す3D制作メモ
ローポリモデルということで、ところどころ“ざっくり”とデフォルメを入れつつ、
セラフさんらしい密度(みつど? 圧? 気配?)を出せないか いま実験中です。
情報量を増やせば解像度は上がるけれど、
存在感は情報量ではなく「濃度の置き方」で決まる と感じています。
だから今やっているのは
「細かく作り込む」 ではなく
「どこを残して、どこを切るか」 の選択。
ローポリなのに薄くならない。
シンプルなのに軽く見えない。
角度と面だけで“その人らしさ”が出る瞬間 を探しています。
✦ 制作工程キャプチャ
制作の変化が見えるように、途中工程を残しています。
① 頭部のみ(制作スタート)
まだ頭部だけの状態。
形としては「誰か」であることがわかるけれど、キャラクターとしての密度はこれから。
影と輪郭だけで存在が見えてくるこの段階が好きです。

② シルエットを決める(ローポリで構造を作る)
面と角度だけで存在感の“芯”を作っていく工程。
足すのではなく、選んで削る。
細かく描くより、
余白が語ってくれるようにする方が難しいし、面白い。

③ 現在の状態
まだテクスチャは貼っていませんが、
形だけで空気が成立してきた段階です。

✦ いま向き合っていること
きれいに作るより“らしさ”を優先したくて、
正確さよりも 視線が止まる理由 を探しています。
手数を増やすのは簡単だけど、
手数で語らせない強さ を持たせる方がずっと難しい。
だから今は、
“描く” というより “削りながら決める” 作業をしています。
少なくしても存在が消えない瞬間を探してる。
✦ 次にやること
- UV展開
- Photoshopで描いた模様を貼り込む
- ベイクして Substance Painter に連れていく
模様はこれから。
どんなふうになるのか私もわからず、ドキドキしています。
✦ 最後に
手探りで形をつかむ工程めっちゃ楽しいです・・・
そして作っていると、改めて3面図をガン見しているわけですが、やっぱり構造とかめちゃくちゃ考えられていてすごいですよね
それでは、次の工程でお会いしましょう。